Ninja Farm(サイバーエージェント)

投稿 2016年04月03日
覚書

 2012年頃にサイバーエージェントから提供されていたiPhone・iPod touch・iPad用ゲーム。モチーフは忍者。但し、普通の忍者ではない。畑に種を蒔いて収穫する忍者だ。バトルに駆り出して経験を積ませたり、他の忍者と合成することで強化もできる。
 これだけの説明だと「何だ、それ!?」と失笑してしまうだろうが、これがかなり面白かった。
 まず、栽培。メイン画面が農園であり、そこに忍者の種を蒔いてしばらく待つと、苦無を握った腕がボコッと現れる。それを収穫すると、忍者を手に入れられる。収穫せずに放置すると、腕は力なく苦無を落として土気色になるのも、農園ゲームっぽかった(同社はその後「ゾンビファーム」というゲームを発表したところを見ると、腐りかけの忍者の腕はウケがよかったのかもしれない)。収穫した忍者達は、以降は農園(メイン画面)を歩き回って警備にあたる。それがまた可愛い。多種多様な忍者たちの内、自分好みのデザインの忍者を巧く農園に表示できると、とっても気分が高揚したし、和みもした。そりゃもう、「こいつらを養ってやらなくちゃなんないもん」と思って、常にハーブなど普通の農作物を栽培・収穫し、小銭を稼ぎ続けたものだ。
 収穫した忍者は、まずレベルを上げてやらねばならない。バトルステージ画面へ移り、チームを編成して戦闘開始。戦闘そのものは4つ程度の選択肢から行動を選ぶだけの簡単なコマンド式で、忍者の属性と敵の属性の相性を意識できれば決して難しくない(しかも、敵も味方も色で属性を判別できるという判りやすさw)。また、一度攻略したステージは何度でも行けるので、育てたい忍者の種類とレベルに合わせてバトルを選び、無理なくレベルアップに勤しめる。
 あ、そうそう。忍者たちが戦ってバトルステージを攻略するのは、たしか「世界を支配しようと企てる悪の忍者(魔王?)を倒すため」であり、そもそも忍者を栽培・収穫して得るのもそのためだったと思う。…と、ここら辺が曖昧なのは、私がこのゲームにハマっていた部分がシナリオではなく、忍者たちのレベルアップと合成という要素だったからだ。
 一定レベルまで上がった忍者は、合成できる。合成は、同一の忍者同士でも可能だし、異なる種類の忍者とでもいい。ベースの忍者を決め、それにどの忍者を材料(マテリアル)として合成するかを決める。マテリアル忍者の属性により、ベース忍者のステータス(攻撃力・防御力・体力・スピード)のいずれかが上昇する。マテリアル忍者のレベルが高いほど、ステータス上昇率も高い。また、特定の組み合わせの合成では、ベース忍者が変化し、ランクアップする。ランクアップ後はいずれもレベル1から成長するのだが、合成前のベース忍者とマテリアル忍者のレベルの高さにより、初期ステータスが変化する(素材のレベルが高いほどステータス数値も高い)。
 この「ランクアップ合成の種類」と「ステータス変化の法則」を探したり調べたりするのが、私はとても好きだった。このためだけに、エンディングを見るのもそこそこに、農園での栽培とバトルを続け、連日合成しまくっていた。そして、判明した事柄についてブログにメモしていた。その内容は、いつかここに書き写したいぐらいだ。
 これだけハマっていたゲームをやらなくなったのには、理由がある。
 提供元が、進化路線を間違えた挙句、伸び悩み、運営を中止したのだ。
 提供元は、まず、増やす忍者の種類を間違えた。忍者服をベースにしたデザインで、属性ごとに色と体型がほぼ決まっている中で、ランクアップするほどにカッコいいデザインに変わっていくのが、とても魅力的だった。なのに、闇属性・光属性・無属性を増やしたあたりからデザインの方向性が西洋の騎士的になり、それも尽きると何でもあり状態に。
 ギャグ漫画のキャラのようなデザインの忍者(と書くのも抵抗があるキャラ)が投入される頃には、今度は合成が軽んじられた。新キャラの入手方法が合成ではなく、くじになり、カッコよくて有能なステータスを持つデザインほどレアとされた。これらは合成することができない。「合成で得られない」だけでなく、「合成に用いることができない」という意味だ。合成することができないということは、合成する必要がないということであり、合成のための費用を農園作業で捻出する必要もなくなり、「強くてカッコいいキャラが欲しかったら課金するしかない」というゲームに成り下がった。
 「これのどこが忍者で、これのどこが農園なの?」という絵面と遊び方になってしまった結果、プレイヤーは離散した。一部のプレイヤーは、くじ部分を無視して「栽培して合成して好きな忍者を集めたり強化する」ことを楽しんでいたが、そこには課金は不要であるため提供元には旨味がなく、当然のように「運営中止」が唐突に申し渡された。
 運営が停止したゲームは、すぐに遊べなくなるわけではない。各プレイヤーのモバイル機器にアプリがある限り、単独でコツコツ楽しめる。が、それが永遠に続くわけでもない。どんなモバイル機器にも、OSのバージョンアップがあるからだ。
 「Ninja Farm」は、iOSのバージョンアップにより、2015年頃には遊べなくなっていた。ウチの可愛い忍者たちの画像は、もう新たに入手できない。かつてupしていたブログに掲載されている、合成レポート記事の画像しか残っていない。が、それでいいのかもしれない。その頃が「Ninja Farm」の黄金期だったのだから。

Ninja Farm(サイバーエージェント)1

Ninja Farm(サイバーエージェント)2

Ninja Farm(サイバーエージェント)3

 いつか初期の「Ninja Farm」に戻ってきてほしい──そう思っているのは、私だけかもしれない。それでも、ひそかに待っていたい。それぐらい、大好きだ。

忍者農園合成のヒント

大原則:合成機能ページのレシピにある組み合わせ以外では、ベースのニンジャは変化しない
原則1:別のニンジャに変化しない組み合わせでの合成では、ベースのニンジャのパラメータが上昇する組み合わせのみ合成できる
地属性→ライフ(HP)、炎属性→攻撃力、氷属性→防御力、雷属性→素早さ。
※素早さ以外は上限あり。
※対応するパラメータが無いため、闇・光の属性しか持っていないニンジャはマテリアルとして合成に使えない
原則2:謎のタネでのみ収穫できるニンジャは、ベースにしても変化しない
※合成レシピ欄に記載されている組み合わせを除く
原則3:グレード7のニンジャは、グレード6のニンジャ同士の組み合わせで合成できない

ベースニンジャが変化するサンプル:その1
同じニンジャ同士で合成するとグレードが1コ上がる
 ライテイ×ライテイ→イッセン、アカツキ×アカツキ→ホムラ、など。
ベースニンジャが変化するサンプル:その2
リュウジンが絡むルート
 各属性のグレード2のニンジャを1体ずつ用意した後、ホムラ×イッセン→ヒバナ、ダイチ×ノウム→スイショウ、ホムラ×ダイチ→ヨウガン、イッセン×ノウム→ライウン、イッセン×ダイチ→ジリョク、ホムラ×ノウム→ソウエン、のどれかで属性2コつきのグレード3を2種類作る。
 そして、できた2種類を組み合わせて合成する。
 ex. ヒバナ×スイショウ or ヨウガン×ライウン or ジリョク×ソウエン →リュウジン
 リュウジンをベースにして、マテリアルをオロチにして合成すればコクリュウ、マテリアルをアマテラスにして合成すればハクリュウ。※ベースとマテリアルを入れ替えても合成可。

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